役所広司


1
:2014/03/05(水) 18:47:32.90 ID:
俳優の役所広司が5日にオフィシャルブログを更新し、
ナレーションを務めたドキュメンタリー映画
『ガレキとラジオ』での“やらせ”に
「この映画は、今後二度と上映されるべきものではありません」
と現在の心境をつづった。


同作には、東日本大震災で娘と孫と亡くした女性が
ラジオで励まされる場面があるが、
女性は実際にはラジオを聞いておらず、
撮影時にラジオを聞いていたのはスタッフの演出だったこと
などが明らかになっている。

役所は、報道に触れた時のことを「記事を読んで愕然としました」と振り返ると、
「この映画のナレーションの依頼を受けたのは、
まだ被災地で撮影が続いている時期の事でした。
完成したこの映画を劇場公開し、
その収益金は南三陸町に寄付されるという企画でした。
企画の内容と何よりも私も被災された皆さんの何らかの役に立てるかも知れない、と、
喜んでボランティアで参加しました。
自分自身、このような趣旨の作品に出会えたことを幸せに感じました。
俳優という仕事をしていて良かったとも思いました」と
ナレーションを引き受けるまでの経緯を説明して、
当時の心境を告白。

だが、やらせともいえる行き過ぎた演出が明らかになり、
「この映画を、支援の心を持って観て下さった観客の皆さんは、
さぞ憤慨されていることでしょう」とつづると、
「そしてご遺族のご遺体が見つからない苦しみに加え、
ドキュメンタリーでやってはならない演出で
出演された女性の方に、新たな苦しみを与えてしまったこの映画は、
今後二度と上映されるべきものではありません」
と怒りをにじませつつ、キッパリ。
「僕もこの映画作りに参加した人間として、
とても悲しく思います」と胸中を明かした。

続けて役所は「この映画にボランティアとして協力して下さった方は
沢山いらっしゃると思います。
長い時間を掛けて現地で車に寝泊まりして
撮影を敢行したスタッフの苦労は、
ドキュメンタリー映画でやってはならない演出で
全てが無になってしまいました。
真実の部分は多々あると思いますが、
この『ヤラセ』の部分の演出を知っていて作品を完成させた制作側に、
大きな責任があると思っています」と制作陣を批判した。

(>>2以降に続く)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140305-00000033-flix-movi
続きを読む